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No.03

毛穴の黒ずみの原因と予防

  • #ハム・ギョンシク先生監修
  • #ビューティーコラム

함경식(Ham Kyung-sik/ハム・ギョンシク)
メイクアップアーティスト/クリエイティブディレクター。
20年以上にわたり韓国芸能界の第一線で多くの著名人のメイクを担当。
大学での講義やメイクツール開発にも携わるなど、K-beautyの理論と実践を両立する第一人者。

YouTubeも公開中

毛穴の黒ずみは、汚れだけが原因と思われがちですが、肌環境や日常のケア習慣が重なって起こりやすい状態です。繰り返しやすい理由を知ることで、洗顔やケアの向き合い方も変わってきます。
本コラムでは、黒ずみが目立つ仕組みを整理しながら、日々のケアを見直すヒントをお伝えします。

なぜ“毛穴の黒ずみ”は繰り返しやすいのか

韓国でも日本でも、毛穴の黒ずみは年代問わず非常に多い悩みです。特に小鼻やTゾーンに集中しやすく、「洗っても取れない」「気がつくとすぐ戻る」と相談されることが多くあります。

黒ずみの正体は、皮脂・角質・老廃物が毛穴に詰まり、それが酸化して黒く見える状態です。乾燥や肌のターンオーバーの乱れによって排出が滞ると、さらに酸化しやすく、黒ずみは“固定化”して見えるようになります。
実際、多くの日本のお客様の肌に触れてきましたが、韓国の方に比べて皮脂の酸化スピードが少し早いと感じることがあります。
これは日本の高温多湿な気候が影響しているのかもしれません。


皮脂が排出される前に毛穴に留まり、空気に触れて酸化することで、より頑固な黒ずみへと定着しやすい傾向にあります。
つまり黒ずみは、汚れを落とすタイミング・肌の柔らかさ・摩擦・環境要因という複数の要因が絡むため、通常の洗顔だけでは落としにくい性質を持っているのです。

黒ずみのメカニズムは“角栓→酸化→定着”の3段階

毛穴の黒ずみは段階的に進行します。
まず皮脂と角質が混ざり、毛穴に角栓ができる。次に空気に触れて酸化し、黒く変色。さらに乾燥によってターンオーバーが乱れていると、角栓が硬くなり除去しづらくなります。

この流れを断ち切るには、毛穴の奥にある汚れを“ふやかして浮かせて落とす”ことが必要です。無理にこすると肌を傷つけ、かえって黒ずみを悪化させるため、正しいステップで取り組むことが重要です。

ブラシ洗顔と正しいステップが黒ずみ予防の大切なポイントに

黒ずみ予防に欠かせないのは“肌に負担をかけずに毛穴の奥までアプローチできる方法”です。指洗顔では触れられるのがあくまで“肌表面”のみで、毛穴に入り込んだ皮脂を取り除くことはできません。

その点、毛穴よりも細い極細毛のブラシを使うと、毛穴の凹凸に沿って入り込み、必要な圧だけで角栓周りの汚れを浮かせることができます。特に小鼻まわりは、以下の3つのポイントが効果的です。

スチーマーやホットタオルなどで角層を柔らかくしてから洗う(=黒ずみを浮かせやすくする)
ブラシは小さな円を描くように、圧をかけずに動かす
Tゾーンのみ回数を増やし、頬・口元は回数を減らす

その点、毛穴よりも細い極細毛のブラシを使うと、毛穴の凹凸に沿って入り込み、必要な圧だけで角栓周りの汚れを浮かせることができます。特に小鼻まわりは、以下の3つのポイントが効果的です。

また、どうしても黒ずみが気になる日は、メイクでのカバー方法を知っておくと安心です。韓国では毛穴補正下地を薄く仕込み、その上にクッションファンデを“点置き→優しく叩き込む”ことで、厚塗りせずに自然なカバーを実現できます。

まとめ

黒ずみは“詰まる → 酸化する → 固まる”というサイクルがあるため、正しいアプローチを理解し、前向きなケアを心がけましょう。
無理にこするのではなく、毛穴を柔らかくしながら、ブラシで均一に汚れを浮かせる。もちろん習慣化が大切ですが、毎日のブラシ洗顔が難しい方は、せひ週1回のスペシャルケアからスタートしてみてくださいね。この積み重ねが、毛穴の目立たない、透明感※のある肌へ導きます。(※洗浄効果による)
毎日の洗顔に少し工夫を加えるだけで、毛穴の印象は大きく変わります。今日からぜひ取り入れてみてください。

ハム・ギョンシクより

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